ロタウイルスワクチンとは

主に乳児期に下痢する病気で、ロタウイルスというウイルスで起こる病気です。乳児下痢症とか、白い便(米のとぎ汁のような白色の下痢便)が出るので白色便性下痢症、あるいは白痢とよばれることもあります。乳児期の冬の急性下痢症の主要な原因がロタウイルスによる感染症です。
ロタウイルスは、かぜと同じウイルスの病気です。現在、ロタウイルスに効果のある抗ウイルス薬はありませんから、自然に治るのをまつしかありません。それまでは下痢で脱水にならないように水分を取って、がんばります。まれに重症になることがあります。脳症で痙攣を起こしたり(小児の脳症、農園の原因第3位)、ひどい脱水状態になって入院する子供たちがかなりの数に上るそうです。1年間で120万人がかかり、3万人が入院し、念に10-20人程度がなくなっているとも言われます。
平成23年から接種できるようになったロタワクチンは経口弱毒生ワクチンです。(経口ですから口からのみます。弱毒ですから、弱っているとはいっても症状が出る人はいます)でもロタウイルスに直接かかるよりは軽くすみます。もともとロタウイルスは5歳までに数回かかるといわれていて、一度かかってもまたかかることがあります。
世界ではすでに100カ国で予防され、使用開始して数年で入院する人が1%以下になったといいます。
年長時や大人は発症しない場合が多いのですが、予防方法は食事前やトイレの後などせっけんを使ってしっかりと手洗いしてください。病気のときの便や嘔吐物には大量のウイルスが含まれています。処理には十分注意しましょう。下痢症状がなくなった後も、便にはしばらくウイルスがでています。ロタテックが平成24年7月に発売予定ですが、詳細はブログで。

接種を受ける回数・時期・費用は?

ロタウィルスワクチンには2種類あります。

●ロタリックス(GSK社)
【投与回数】2回
【投与方法】経口投与
【開始・終了週齢】6週〜24週まで
※初回接種は、生後14週6日までに行なうことが推奨されています。
【効果】1種類のワクチンだが他のタイプにも効果がある
【費用】1回15,730円 合計31,460円

●ロタテック(MSD社)
【投与回数】3回
【投与方法】経口投与
【開始・終了週齢】6週〜32週まで
※初回接種は、生後14週6日までに行なうことが推奨されています。
【効果】5種類のワクチンで効果の幅が広い
【費用】1回9,900円 合計29,700円

ロタワクチンの注意事項は

  • ●2回目以降の投与は初回投与から最低4週間あけてからになります。
    ●生ワクチンのため、その他の予防接種は4週間接種できません。
    ●ロタワクチンは他のワクチンとは違い、経口投与となりますので満腹にさせない程度にしてきてください。
    ●投与後30分は安静にしていてください。重いアレルギー症状がでることがあります。
    ●まれに高熱、痙攣などの以上な症状が見られます。速やかに医師の診察を受けてください。
    ●投与後に次のような症状がみられた場合には速やか診察を受けてください。
    ・ぐったりとする ・泣きと不機嫌を繰り返す ・繰り返し起こる嘔吐 ・イチゴジャムのような血便 ・お腹の張り

ロタワクチンの副作用・副反応は?

●胃腸炎症状、腸重積など
●ぐずり、下痢、咳、鼻汁、その他発熱、食欲不振、嘔吐など

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