ポリオ(急性灰白髄炎)ってどんな病気?

「小児マヒ」と呼ばれる病気です。
ポリオウイルスは人から人へ感染します。感染した人の便中に排泄されたウイルスが口から入り、腸に感染します。感染したウイルスは3〜35日間(平均7〜14日間)腸の中で増えますが、ほとんどは症状が出ない不顕性感染(ふけんせいかんせん)ですみ、一生、免疫が得られます。症状が出る場合は、ウイルスが血液を仲介して脳・脊髄へと感染し、マヒを起こすことがあります。
100人中5〜10人は風邪に似た症状を呈し、発熱に続いて頭痛、嘔吐が現れます。一部の人は永久にマヒが残ります。マヒの発生率は感染した人の200〜1000人に1人の割合です。呼吸筋のマヒで呼吸困難になり死亡する例もあります。
1960年頃まで、ポリオは日本でも流行を繰り返していましたが、予防接種のおかげで1981年以降は国内での自然感染は報告されていません。しかし、アフリカやインドなのではポリオの流行が残っており、世界の交流が盛んになった現在ではウイルスが日本へ侵入してくる可能性があります。感染予防のためワクチンで免疫をつくっておく必要があります。

接種を受ける時期と間隔は?

●対象者年齢
 生後3〜90ヶ月未満
 (標準接種年齢:3〜18ヶ月未満)
●回数
 6週間以上の間隔で2回服用
 (通常は6ヶ月以上の間隔)

※他の予防接種までは4週間以上あけてください。

ポリオワクチンの副反応は

●副反応の少ないワクチンです。
●注射部位が赤くなる、腫れる、しこりができることがありますが、免疫がつくられたために起こる現象です。しこりは放置しておけば通常状態にもどります。
●過敏なお子さんの場合、上腕全体が腫れることがありますが、湿布などで、軽快します。
●機嫌が悪くなったり、腫れが目立つということ等にはかかりつけの医師にご相談下さい。

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